糖質制限ダイエットをやっている人必見!
パスタと肥満は関係ない

ここ最近、糖質制限ダイエットという言葉をよく聞くようになりましたよね。炭水化物を摂ると太りやすくなるという理由で、甘いものをはじめ、主食であるごはんやパスタ、パンなどを抜いている人も多いのでは?
糖質制限ダイエッターにとって敵ともいえる炭水化物ですが、パスタが好きで我慢している人は要チェックです!
オリーブオイルやトマトなどが使われている地中海式の食事*1は健康や長寿に良いということで、さまざまな研究でその効果が明らかにされてきました。しかし、それらの研究の中でも、パスタと肥満の関係については、今まであまり研究されていなかったのですが、今回イタリアのIRCCSニューロメッド地中海神経学研究所が、2万3千人を対象にパスタと肥満の傾向を調査しました。
個人の身体計測データとその食習慣を解析したところ、パスタの摂取と体重増加とは関連がなく、むしろパスタを食べるとBMI(ボディーマスインデックス)*2とおなか周りのサイズが低下したということがわかりました。
体重を減らしたいときにパスタは炭水化物だから良くないと思って、食事からパスタを抜く人もいます。しかし、今回の研究結果から、パスタを食べても体重増加には影響しないという事が明らかになりました。これからは我慢していたパスタも適量であればこれからは安心して食べられますね。
別の研究では、食事制限をして落ちた代謝はダイエットを止めても落ちたままになるという研究結果も報告されています。アメリカの人気番組『The biggest loser』という素人参加型のダイエット番組に出場した14名を6年間にわたって調査しました。
その結果、体重増加があったにもかかわらず、代謝率はダイエットをしていた時のままで、同じ身長、体重の人の平均値と比較すると低かったということがわかりました。
ダイエットで代謝が低下した際に、身体が低い代謝に適応してしまい、なかなかもとの代謝率には戻らないようです。糖質ダイエットを頑張っても、代謝を落としてしまい痩せづらい体になってしまったら本末転倒ですね。


参照元:国立栄養研究所/世界の最新健康・栄養ニュースCitation: Nutrition & Diabetes (2016) 6, e218; doi:10.1038/nutd.2016.20 Published online 4 July 2016
参照元:国立栄養研究所/世界の最新健康・栄養ニュースISI Journal Citation Reports © Ranking: 2015: 18/80 (Nutrition & Dietetics); 41/133 (Endocrinology & Metabolism)
*1 地中海式の食事は主食となるパスタや穀物を基本に、野菜、果物、豆類などの植物性食品と、オリーブオイルやチーズなどの乳製品、新鮮な魚介類を中心とし、肉を少し摂取する食事で構成されています。
*2 BMI:体重と身長の関係から算出される、ヒトの肥満度を表す体格指数
BMI=体重(kg)÷(身長(m)×身長(m))
BMI値の判定基準は一般的には、18.5未満で「やせ」、18.5以上25未満で「標準」、 25以上30未満で「肥満」、30以上で「高度肥満」と判定される