アメリカ製プロテインを選ぶべき4つの理由
アメリカと日本のプロテインについて、サプリンクスのプロテインマニアからの独自視点もおりまぜながら市場規模や製品規格などの点から両者の違いについて、リサーチしました。
素材としてはどちらもそれほど変わらないはずですが、日本製プロテインに慣れている人がアメリカ製にシフトしている傾向が加速しているようです。この理由として次の4点が考えられます。
【1】 アメリカのプロテイン市場は日本に比べて34倍以上!
日本市場:約100億円(2012年)
アメリカ市場:約3464億円(2012年)
*Euromonitor Report(スポーツニュートリション用途で使用されている2012年プロテイン含有商品の市場規模)参照
アメリカの市場はなんと日本の34倍以上。アメリカの人口が日本の2.5倍という点からいっても、いかにプロテイン製品がアメリカ人にとって身近で、よく買われているかというのが、この数字からもわかりますね。
これだけ市場規模が大きいと、各メーカー間の競争も熾烈なものになります。そのため、機能面にも優れ、タンパク質含有率が高い高品質な原材料を使った製品が市場占め、価格競争や品質競争に勝ち抜いた製品だけが残ることになります。
≪アメリカと日本のフィットネス人口について≫
日本とアメリカではフィットネス人口も大きく違います。
アメリカ:約5400万人 / 日本:約419万人
人口比でみると、アメリカでは全国民の16%の人がフィットネスジムに通っているのに対し、
日本ではわずか 3.25%ほど。フィットネスに対する意欲も異なるようです。
これらの数値を見ると、フィットネスに対する考え方や取り組みが、そのままプロテイン市場の差にも現れているように見えますね。
*フィットネスビジネス ホームページ参照
【2】 アメリカ製プロテインは日本のプロテインに比べて安い!
アメリカの主要商品3点と日本の主要商品3点の実売価格*平均値を比べてみました。
*メーカー公式サイトでの販売価格
その結果がこちらです
↓
アメリカ:3756円 (1000gあたり) ※$1=¥110
≪調査対象メーカー≫
Optimum Nutrition、 Muscle Pharm、Champion Performance
日本:5020円 (1000gあたり)
≪調査対象メーカー≫
Z社、D社、W社
市場競争の激しさはもちろん、そもそもプロテインの原料となる乳製品や大豆の自給率の差からも、アメリカの方が価格的に有利になりやすい状況となっています。
≪食料自給率≫
ホエイ自給率:日本16% アメリカ104%(乳製品として)
大豆自給率:日本5% アメリカ165%
*農林水産省ホームページ(2011年食糧需給表)参照
自給率が低いということは、原材料を輸入に頼る度合いが大きくなります。そのため原材料に関税や輸送費がかかり、最終製品価格にも差がでるのは明白です。
【3】 アメリカ製プロテインはタンパク質含有率が高い
日本の主要3商品とアメリカの主要3商品のタンパク質含有率を比較してみました。
日本主要3製品平均:73.03%
アメリカ主要3製品平均:80.00%
※サプリンクス調べ
アメリカでは、高度に精製され、タンパク質含有量が高い加水分解ホエイプロテインやホエイアイソレートを原材料として使用する製品が多く市場に出ています。
その理由としてはメーカーの開発競争が進み、タンパク質含有量を特徴とする商品が多かったり、フィットネス人口の多さから、タンパク質含有量が高い製品の需要が高かったりすることが考えられます。
【4】 消化吸収に差をつける消化酵素を配合できる!
プロテインは日常的に摂取するものなので、その利用効率もより効果的にしないともったいないですよね。アメリカの製品は体内での利用効率も考えて、消化酵素をプラスしたものもあります。
プロテイン(タンパク質)を上手くカラダが栄養素として利用するには、体内にある消化酵素を使ってタンパク質が分解される必要がありますが、多量のタンパク質を補給した場合、私たちのカラダにある消化酵素だけではまかないきれないこともあります。
実は日本では、消化酵素を配合した製品は「医薬品」扱いとなるため、アメリカのように消化酵素を配合した利用効率のよいプロテインはありません。
日本でもスポーツ人口が増え、トレーニング前後のプロテイン補給も常識になってきました。日本製のプロテインの多様性も広がっていますが、まだまだアメリカの方が進んでいるのが現状。これら4つのポイントから、アメリカ製に熱い注目が集まるのも納得です。