【Vol.8】 卵白の知られざる役割

高たんぱく、低カロリーで知られる卵白に、さらに健康的な血圧キープに良い役割があるかもしれないという研究結果が発表されました。
そのキーとなるのが、卵白に含まれるRVPSLと呼ばれるペプチドです。
気になる体への悪影響もほぼ見られなかったというのは革新的なところで、今後の有用的な利用が望まれるところではないでしょうか。
■ 卵白の新たな役割
血圧上昇の引き金となるACE(アンジオテンシン転換酵素)の活性化を阻止する、ちょうど医薬品のカプトプリルのような役割が見つかったという事です。
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実験結果
試験管での試験においても、さらにラットを使用した試験においても同様の結果がでたとの事。
■ 健康食材としての卵
今回実験で利用したペプチドは93度の熱を加えたもので、一般的に卵を調理するときの温度より低めではあるのですが、調理をした後でもこの有用的な役割は卵白に残っていると研究者は述べています。
卵黄も含めると高カロリーということで避けるべき食材としてみなされてきた「卵」。
今回の発見を経て健康食材として注目されると思いますがやはり食べ過ぎには注意しましょう。