【Vol.17】 アメリカの食品の安全を守る機関 FDA
「FDA(U.S. Food and Drug Administration)」をご存知でしょうか?日本の厚生労働省の様な機関で、サプリメントを含めた食品や医薬品、化粧品などについて有害品・違反品の取り締まりを行うアメリカの政府機関です。簡単に言えば、アメリカに出回る食品や化粧品など私たちに身近な商品・製品の安全を守るところです。
■ アメリカのサプリメントの評価が高い理由
アメリカのサプリが高品質で評価が高い理由に、実はこの「FDA」が関係しています。
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品質面
FDAは、全サプリメントメーカーや原材料メーカーに対して、FDAが設定したGMP(品質保証規範)を取得した工場での生産を「MUST要件」としています。すなわち、GMPを取得していない工場で作られた製品は流通させることが出来ません。また、全メーカーに対して「製品安全性」の保障する義務も負わせています。
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豊富で安心な成分バラエティ
サプリメントでは日本に比べ、かなり多くの成分が製品化されています。しかし、どんな成分でもサプリメントに出来る訳ではありません。サプリメントはDSHEAという法律で、「ビタミン、ミネラル、ハーブ、アミノ酸のいずれかを含み、通常の食事を補う事を目的とするあらゆる製品(タバコを除く)」と定義しており、この範疇を逸脱した製品を出す事は出来ません。それでも科学的根拠・安全性の確保とともに、FDAに申請したら新しい成分も使えるシステムがあるので完全に固定化されている日本よりもバラエティは豊富です。
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高い監視率
FDAは、強い権限を持ち、更に商品製造工場や販売メーカーへの抜き打ち検査や消費者からのクレームの処理も行っています。それ故、事故が起こってから動くと言うシステムの日本で生産されている製品よりも、公的機関による「監視・検査」確率が非常に高いのだそうです。違反品などがあった場合は製品の販売停止・業務停止を執行出来る権限もFDAは持っています。そしてインターネット上にもその情報は公開されており、一般の消費者も情報を確認するこ事出来るので、購入判断時の材料として使われています。アメリカへ輸出している他国の工場に対しても、GMPは取得が求められており、FDAの監視官が他国で調査す事例も見られる様です。