【Vol.55】 今すぐ自分でできる!花粉に負けないために必要なこと
毎年、春先になると鼻がムズムズ、目はシバシバ、ティッシュが手放せない・・・。
今や、日本は「4人に1人が花粉症(※1)」といわれています。ご自身や周りの方が花粉に悩まされている、という方も多くいらっしゃるでしょう。
今は大丈夫な人でも、花粉症はある時、突然発症するので油断大敵。そんな花粉症の実態と自分でできる対策をご紹介いたします。
■ 花粉症ってどんなもの?
花粉症の正体は、スギやヒノキなどの花粉に対して人間の体が起こすアレルギー反応のひとつです。
もともと人間には、「免疫」という身体を守るシステムが備わっています。一度、細菌やウイルスなどの病原体が体内に入り込むと、それに対して対抗する物質(抗体)が作られて、再び病原体が身体の中に侵入しようとすると、抗体がガードして身体を守ってくれます。
私たちの身体にとって不可欠な「免疫」ですが、時として細菌やウイルス、または花粉やホコリ、ダニなどの病原体に対する反応が過敏になり、身体へ重い負担を与える事もあります。これが「アレルギー」で、花粉に対して過剰な反応を引き起こしてしまう場合を「花粉症」といいます。
つまり、花粉症は、花粉の侵入から身を守るための反応なのです。
もともと人間には、「免疫」という身体を守るシステムが備わっています。一度、細菌やウイルスなどの病原体が体内に入り込むと、それに対して対抗する物質(抗体)が作られて、再び病原体が身体の中に侵入しようとすると、抗体がガードして身体を守ってくれます。
私たちの身体にとって不可欠な「免疫」ですが、時として細菌やウイルス、または花粉やホコリ、ダニなどの病原体に対する反応が過敏になり、身体へ重い負担を与える事もあります。これが「アレルギー」で、花粉に対して過剰な反応を引き起こしてしまう場合を「花粉症」といいます。
つまり、花粉症は、花粉の侵入から身を守るための反応なのです。
■ 自分でできる花粉症対策は?
花粉症の予防には、何よりも花粉に触れないことが第一。花粉を近づけない、持ち込まないための心がけが大切です。
・外出時はマスクやメガネを着用する
マスクは吸い込む花粉をおよそ3分の1から6分の1に減らし、メガネは目に入る花粉を2分の1から3分の1まで減らすことが期待できるそうです(※2)。ただし、風の強い日はどうしても防ぎきれないこともあるので要注意です。
・掃除はこまめに
この時期の掃除は、カーペットやカーテン、ソファなどこまめに掃除機をかけましょう。外から帰ったら、ブラシで上着の花粉を落とすのも忘れずに。ペットも、洗濯物も同様です!
・花粉の飛散量が多くなる日中は窓を開けないようにする
花粉は一日中飛んでいるイメージがありますが、スギ林が近い場所では午前中、都心部では正午から午後3時ごろまでがピークだといわれています。この時間帯は、部屋に花粉を招かないためにも窓を開けるのは控えましょう。また、換気の際は、窓を開ける幅を10cm程度にして、レースのカーテンを使用することで侵入する花粉を約4分の1に減らすことができるそうです(※2)。
■ 花粉に負けない体づくりに必要なことは?
花粉に負けないために重要なのは、体に備わる防御システム「免疫力」を強くすること。そして免疫力アップには規則正しい食生活が大切です。
ちなみに、花粉症を悪化させる食生活は、以下のようなものです。
□ 甘いもの
□ 冷たいもの
□ 脂こってりの肉類
□ 野菜不足(食物繊維の不足を招きます)
□ インスタント食品
□ お酒
□ 辛いものなど刺激の強い食品
一般的に現代人が食べる機会の多いものが挙げられていますね。
なかでも、肉類に多いアラキドン酸は、アレルギーを引き起こすロイコトリエンなどを増加させるといいます。お酒や刺激の強い食品も、目鼻・ノドの粘膜をいたわる視点からすると、花粉シーズンには控えた方が良いでしょう。
食生活の他にも、疲れやストレスをためずに、抵抗力をつける事も大切です。疲労とストレスは免疫力の低下や自律神経の変調をもたらします。十分な睡眠を心がけ、お肉中心ではなく、粘膜強化のビタミンが豊富な緑黄色野菜や魚類をたっぷり摂りましょう!
ちなみに、花粉症を悪化させる食生活は、以下のようなものです。
□ 甘いもの
□ 冷たいもの
□ 脂こってりの肉類
□ 野菜不足(食物繊維の不足を招きます)
□ インスタント食品
□ お酒
□ 辛いものなど刺激の強い食品
一般的に現代人が食べる機会の多いものが挙げられていますね。
なかでも、肉類に多いアラキドン酸は、アレルギーを引き起こすロイコトリエンなどを増加させるといいます。お酒や刺激の強い食品も、目鼻・ノドの粘膜をいたわる視点からすると、花粉シーズンには控えた方が良いでしょう。
食生活の他にも、疲れやストレスをためずに、抵抗力をつける事も大切です。疲労とストレスは免疫力の低下や自律神経の変調をもたらします。十分な睡眠を心がけ、お肉中心ではなく、粘膜強化のビタミンが豊富な緑黄色野菜や魚類をたっぷり摂りましょう!
参照元:
※1 鼻アレルギーの全国疫学調査2008 Prog. Med. 28:2001-2012,2008
※2 環境省 花粉症環境保健マニュアル2009