【Vol.59】 おなかの健康を応援する“微生物”定番のプロバイオティクスを徹底解説!
おなかの健康サポートとしておなじみのプロバイオティクス。テレビCMやスーパーなどでも良く見かけます。ヨーグルトなど身近なものにも存在するので、毎日の食事に取り入れている方も多いかもしれませんね。でも、どんなものか詳しくご存知の方は意外と少ないのでは?今回は定番「プロバイオティクス」の正体とその働きに迫ってみようと思います。
■ プロバイオティクスとは
プロバイオティクスとは「消化管内の細菌叢(腸内フローラ)を改善し、宿主に有益な作用をもたらしうる有用な微生物と、それらの増殖促進物質」のことです。
このように日本プロバイオティクス学会で定義されていますが、分かったようで分からない…ですよね。
簡単にいうと、おなかの健康に役立つ微生物や、その微生物を増やしてくれる物質ということです。例えば、乳酸菌やビフィズス菌などがそれにあたります。また、こうした微生物を健康づくりに役立てる考え方を指すこともあります。
ヒトの腸には400〜500種類以上、約100兆個にもおよぶ多種多様な腸内細菌がおり、その様子がお花畑のように見えることから"腸内フローラ"と呼ばれています。健康には腸内フローラのバランスを保つことがかかせませんが、それらをサポートしてくれるのが、プロバイオティクスなのです。
このように日本プロバイオティクス学会で定義されていますが、分かったようで分からない…ですよね。
簡単にいうと、おなかの健康に役立つ微生物や、その微生物を増やしてくれる物質ということです。例えば、乳酸菌やビフィズス菌などがそれにあたります。また、こうした微生物を健康づくりに役立てる考え方を指すこともあります。
ヒトの腸には400〜500種類以上、約100兆個にもおよぶ多種多様な腸内細菌がおり、その様子がお花畑のように見えることから"腸内フローラ"と呼ばれています。健康には腸内フローラのバランスを保つことがかかせませんが、それらをサポートしてくれるのが、プロバイオティクスなのです。
■ プロバイオティクスの条件
乳酸菌と一言で言ってもその種類は膨大で、すべてがプロバイオティクスと言えるわけではありません。下のような条件(*1)を満たす必要があります。
1. 食経験を含めて安全性が十分に保証されている
2. もともと腸内フローラの一員である
3. 胃液、胆汁などに耐えて腸内に到達できる
4. 下部消化管で増殖可能である ※下部消化管とは、小腸下部や大腸を指します
5. 明らかな有用効果を発揮しうること
6. 食品などの形態で有効な菌数が維持できること
7. 安価かつ容易に取り扱える
1. 食経験を含めて安全性が十分に保証されている
2. もともと腸内フローラの一員である
3. 胃液、胆汁などに耐えて腸内に到達できる
4. 下部消化管で増殖可能である ※下部消化管とは、小腸下部や大腸を指します
5. 明らかな有用効果を発揮しうること
6. 食品などの形態で有効な菌数が維持できること
7. 安価かつ容易に取り扱える
■ プロバイオティクスの健康パワー
プロバイオティクスについては、多くの研究が行われていて、さまざまな健康パワーが発見されています。
・ おなかの調子をととのえる
・ ディフェンスパワーUP
・ 肌トラブルを遠ざける
・ 泌尿器系の健康サポート
これらの健康パワーは、食品からでもサプリメントからでも、同じように発揮するといわれています。
・ おなかの調子をととのえる
・ ディフェンスパワーUP
・ 肌トラブルを遠ざける
・ 泌尿器系の健康サポート
これらの健康パワーは、食品からでもサプリメントからでも、同じように発揮するといわれています。
■ 世界も注目!プロバイオティクス豊富な日本食
ヨーグルトや乳酸菌飲料でプロバイオティクスを広く紹介しているものがたくさんでていますが、実は日本の伝統的な発酵食品にもプロバイオティクスが豊富に含まれています。
例えば…味噌、醤油、漬物、甘酒など。
日本食に欠かせないものばかりですね。日本食の人気にあわせて、日本の発酵食品も世界で注目されています。
例えば…味噌、醤油、漬物、甘酒など。
日本食に欠かせないものばかりですね。日本食の人気にあわせて、日本の発酵食品も世界で注目されています。
このプロバイオティクスですが、熱に弱いため、調理の過程で死んでしまい、健康パワーを発揮することができないことも多いようです。ですので、できるだけ熱を加えなくてもよいもの、サプリメントなどダイレクトに腸に届くもので補給するのがおすすめです。
参照元:
*1:公益財団法人 日本ビフィズス菌センター 用語集