【Vol.62】 太りにくい体をつくるために必要なのは?脂肪と筋肉の関係

食事に気を付けているのにダイエットできない、最近体重が増えやすくなった・・・年齢を重ねるとそう感じる方が増えてきます。実はその理由に「筋肉の衰え」が関わっているかもしれないことを、ご存知でしょうか。今回は脂肪と筋肉に注目したダイエットお役立ち情報をお伝えします。
■ 食事制限だけのダイエットは逆効果
「効率よく運動を行うと、体重が増える!」ということで、ダイエット時に避ける方はいませんか?でも、実際は筋肉をつけることでピシッとメリハリのある体を作ることができるのです。
ダイエット(ウェイトコントロール)の成功は、健康的なバランスがとれた食事と運動が基本になります。食事を減らすことばかりに気をとられていると、逆効果となってしまう場合があります。食事を減らすだけのダイエット法の場合、脂肪ではなく基礎代謝の要となる筋肉組織を減らしてしまい、太りやすい体質になってしまうからなのです。
ダイエット(ウェイトコントロール)の成功は、健康的なバランスがとれた食事と運動が基本になります。食事を減らすことばかりに気をとられていると、逆効果となってしまう場合があります。食事を減らすだけのダイエット法の場合、脂肪ではなく基礎代謝の要となる筋肉組織を減らしてしまい、太りやすい体質になってしまうからなのです。
■ 脂肪を燃やす仕組み
食事制限と運動を組み合わせることで体重が減る時、まず、脂肪細胞にある酵素が脂肪を分解します。その後、血液中に送られます。肝臓や筋肉でその脂肪が分解されたものを受け取り、さらに分解して「アセチル-CoA」と呼ばれる物に変化させます。そして「アセチル-CoA」は、細胞のエネルギー工場とも呼ばれるミトコンドリアに運ばれて脂肪は燃えるのです。
最終的には以下のものが残ります。
・二酸化炭素
息となり排出されます。
・水
尿や汗となり排出されます。
・熱
体温調節に使われます。
・ATP
各細胞のエネルギー源として使われます。
このように、脂肪は燃やされ減っていきます。
最終的には以下のものが残ります。
・二酸化炭素
息となり排出されます。
・水
尿や汗となり排出されます。
・熱
体温調節に使われます。
・ATP
各細胞のエネルギー源として使われます。
このように、脂肪は燃やされ減っていきます。
■ 筋肉をつけることのダイエット上の利点
筋肉は代謝を増幅することから、ウェイトロス(ダイエット)においては鍵といえるものとなります。
ウェイトトレーニングをしている時もダイエット効果はありますが、それだけではなく、終わった後も燃焼を続けることができるのです。そして、増えた筋肉は休憩しているときも寝ているときも、カロリーの燃焼を行うのです。
これまでは、ウェイトロスというと有酸素運動に重点をおいて行う人が多かったかもしれません。有酸素運動も大切ですが、ウェイトトレーニング(筋トレ=無酸素運動)も併せて行うこともおすすめします。
ウェイトトレーニングをしている時もダイエット効果はありますが、それだけではなく、終わった後も燃焼を続けることができるのです。そして、増えた筋肉は休憩しているときも寝ているときも、カロリーの燃焼を行うのです。
これまでは、ウェイトロスというと有酸素運動に重点をおいて行う人が多かったかもしれません。有酸素運動も大切ですが、ウェイトトレーニング(筋トレ=無酸素運動)も併せて行うこともおすすめします。
■ 筋肉をつけるには?
筋肉をつけるには、定期的なトレーニングと適切な量のタンパク質を摂る事が大切です。
1日に必要な、たんぱく質摂取量は次の通りです。
1日に必要な、たんぱく質摂取量は次の通りです。
・一般の方(特に運動をしていない)の場合
体重1kgあたり:0.8g (例)55kgの人なら 44g
・週に4〜5回 30分程度の運動を行う方
体重1kgあたり:0.8〜1.1g (例)70kgの人なら 56〜77g
・増強期の筋力トレーニングを行う方
体重1kgあたり 1.6〜1.7g (例)70kgの人なら 112〜119g
トレーニングを行う方の必要なタンパク質摂取量が多い理由は、運動によってアミノ酸分解がすすむ事と、運動後にタンパク質合成が進むことが挙げられます。
ダイエットは、脂肪を落とすだけが目的ではありません。太りにくい体質を作るのには筋肉も大切になってきます。なぜならば、筋肉量を増やす事で平常時の代謝量が増えますので、余分な物がつきにくい体質となるのです。
一番大事なのは「体重」ではなくて「体脂肪と筋肉量のバランス」です。ぜひ、明日からのダイエットにお役立てくださいね!