【Vol.65】お風呂に入ることによって、日本人は健康になっていた!?
みなさん毎日お風呂に入ってますか?えっ、もちろんです!どうしてそんな事を聞くの?
では、ちょっと言葉をかえて質問。毎日湯船にしっかり浸かっていますか?中にはシャワーで簡単に体を洗うだけで済ませる方もいらっしゃるでしょう。でも、実は湯船に浸かると健康に様々な効果があります。今回は意外と知られていない「湯船に浸かる」メリットをご紹介します。
■ 実は・・・日本人は世界一の風呂好き!
まずは、日本人とお風呂の関係をみてみましょう。入浴の回数や、ましてや湯船に浸かる回数を世界と比較すると、日本は世界一と言われています。
欧米化が進んでシャワーだけで簡単に済ませてしまう方が増えているのでは? と思ったのですが、 意外にも「夏場でも必ず浴槽に浸かる」とういう人が若い世代を中心に増加しているくらいだそうです。
日本人のお風呂好きな理由には諸説があるようです。
夏は高温多湿で冬は低温で乾燥するという日本の気候。 地理的に温泉が豊富である。古くは仏教の教え「入浴によって七病を除き、七福が得られる」と説かれていたことから。そして江戸時代には公衆浴場が誕生し、一般庶民の娯楽・社交の場として親しまれてきた・・・などなど。
いずれにしてもお風呂に入るという行為は、日本人にとって体を洗浄するという目的だけではなく、 癒し・娯楽・治療など様々な分野で生活の一部として、身体と心の健康に役立ててきたと言えます。
欧米化が進んでシャワーだけで簡単に済ませてしまう方が増えているのでは? と思ったのですが、 意外にも「夏場でも必ず浴槽に浸かる」とういう人が若い世代を中心に増加しているくらいだそうです。
日本人のお風呂好きな理由には諸説があるようです。
夏は高温多湿で冬は低温で乾燥するという日本の気候。 地理的に温泉が豊富である。古くは仏教の教え「入浴によって七病を除き、七福が得られる」と説かれていたことから。そして江戸時代には公衆浴場が誕生し、一般庶民の娯楽・社交の場として親しまれてきた・・・などなど。
いずれにしてもお風呂に入るという行為は、日本人にとって体を洗浄するという目的だけではなく、 癒し・娯楽・治療など様々な分野で生活の一部として、身体と心の健康に役立ててきたと言えます。
■ 入浴と健康の密接な関係
入浴には「体の汚れを落とす」という目的の他に「健康」に役立つというイメージは誰しもが持っていると思いますが、実際どんな事が健康に結びつくのか少し詳しくみていきましょう。
【1】 温熱作用
これはお風呂のお湯の「温かさ」が体へあたえる影響の事です。
体温以上の温熱(温度が高すぎてもよくない)は体の表面の抹消血管を広げて、全身の血流増加作用を生み出します。
また適切なお湯の温度は中枢神経にリラックス感をもたらし、自律神経系の活動が活発になり、ゆったり落ち着いた気分になります。
また適切なお湯の温度は中枢神経にリラックス感をもたらし、自律神経系の活動が活発になり、ゆったり落ち着いた気分になります。
【2】 水治(すいち)作用
馴染みのない言葉ですが、これは入水による物理的な刺激が体へ与える影響のことをいいます。
ご家庭のお風呂の場合、感じにくいかもしれませんので、プールを思い浮かべてください。
プールに入ると体が浮きますね→『浮力』。
またプールに深く潜ると体が圧迫されますね→『水圧』。
浮力が働くと体重を支える筋負担が軽くなり体がほぐれ、そして水圧は体に適度なマッサージ効果をもたらします。これらは【1】の温熱作用との 相乗効果で血行がさらに良くなるのです。
血行が良くなると⇒血液が全身くまなく巡り細胞に栄養分などを充分に行き渡らせるので、新陳代謝が活発になり体の免疫力もアップします。 また肩コリや筋肉痛などの原因となる乳酸などの疲労物質をスムーズに追い出します。
プールに入ると体が浮きますね→『浮力』。
またプールに深く潜ると体が圧迫されますね→『水圧』。
浮力が働くと体重を支える筋負担が軽くなり体がほぐれ、そして水圧は体に適度なマッサージ効果をもたらします。これらは【1】の温熱作用との 相乗効果で血行がさらに良くなるのです。
血行が良くなると⇒血液が全身くまなく巡り細胞に栄養分などを充分に行き渡らせるので、新陳代謝が活発になり体の免疫力もアップします。 また肩コリや筋肉痛などの原因となる乳酸などの疲労物質をスムーズに追い出します。
■ 入浴タイムをもっと快適にするために
【1】 湯の温度に気を配る
適温は38〜40℃と言われています。ぬるめのお湯でゆったりと入浴してください。熱い湯(約43℃以上)に急に入ることはご法度です。熱い湯に急に浸かると急激な血圧上昇を招いてしまいます。特に高齢の方や、心疾患、高血圧の方などはお気をつけください。
【2】 雰囲気に気を配る
入浴中に嗅覚・視覚・聴覚も刺激してみるのもおすすめです♪
【嗅覚】例えばアロマオイルを使ってアロマバス。
【視覚】シャワーカーテンをお気に入りの柄に変えてみたり、好きな置物を飾ってみたり、バスルームを自己流に模様替えしてみる。写真集や雑誌を片手に湯船に浸かってみる。
【聴覚】リラックスできるBGMを聴きながら入浴など。
【嗅覚】例えばアロマオイルを使ってアロマバス。
【視覚】シャワーカーテンをお気に入りの柄に変えてみたり、好きな置物を飾ってみたり、バスルームを自己流に模様替えしてみる。写真集や雑誌を片手に湯船に浸かってみる。
【聴覚】リラックスできるBGMを聴きながら入浴など。
■ 豆知識:なぜ頭にタオルをのせるのか?
みなさんはご存じですか?自然な光景なので疑問に思うことは少ないですが、もともとはある理由からきています。
それは入浴中の「のぼせ」を防ぐためだそうです。
熱いお湯に長い時間浸かっていると血液循環が活発になり、 「頭に血がのぼる」という「のぼせ」の状態になってしまうことがあります。それを防ぐ為に、水に浸したタオルを頭に乗せ頭部を冷やす、 というところにこの日本独特のスタイルのルーツがあるのだそうです。確かに「なるほど!」と思いますよね。
いかがでしたか?このように日本人の生活に密接に関わる入浴ですが、夏場だからといってシャワーだけで済ませず、湯船に浸かって疲れを吹き飛ばしてリフレッシュしましょう。
それは入浴中の「のぼせ」を防ぐためだそうです。
熱いお湯に長い時間浸かっていると血液循環が活発になり、 「頭に血がのぼる」という「のぼせ」の状態になってしまうことがあります。それを防ぐ為に、水に浸したタオルを頭に乗せ頭部を冷やす、 というところにこの日本独特のスタイルのルーツがあるのだそうです。確かに「なるほど!」と思いますよね。
いかがでしたか?このように日本人の生活に密接に関わる入浴ですが、夏場だからといってシャワーだけで済ませず、湯船に浸かって疲れを吹き飛ばしてリフレッシュしましょう。