【Vol.120】COVID-19(新型コロナ)時代のサプリメント成分:後編 | ロサンゼルスから直送!高品質と低価格を両立できるアメリカのサプリメント専門店

【Vol.120】COVID-19(新型コロナ)時代のサプリメント成分:後編

前回前々回に引き続き、NIH(アメリカ国立衛生研究所)が医療従事者向けに発表した「COVID-19(新型コロナ)時代の栄養補助食品」(2021年8月17日付)からご紹介します。

この記事では「COVID-19(新型コロナ)の予防・治療に栄養補助食品の使用を推奨するには、まだデータが不十分」としながらも、「免疫力を高めたり炎症を抑える働きが期待できる栄養補助食品への関心は高い」と認め、代表的なサプリメント成分の安全性や有効性に関する科学的現状をまとめています。

日本では先ごろ、ワクチンを2回摂取した方の割合が全人口の5割を超えましたが、基本的な感染予防対策は今後も行うべきとの見方がされています。

また新型コロナを抜きにしても、若年層では食志向の偏りからくる必須栄養素の摂取不足、高齢者層では吸収・消化機能の衰えや免疫低下などが課題とされています。

これらの解決法としても、栄養補給の一環として日頃からサプリメントを活用したいものですね。

この記事の目次

  1. アンドログラフィス ※Vol.118前編でご紹介
  2. エキナセア ※Vol.118前編でご紹介
  3. エルダーベリー ※Vol.118前編でご紹介
  4. 高麗人参(朝鮮人参) ※Vol.118前編でご紹介
  5. メラトニン ※Vol.119中編でご紹介
  6. N-アセチルシステイン ※Vol.119中編でご紹介
  7. オメガ3脂肪酸 ※Vol.119中編でご紹介
  8. プロバイオティクス ※Vol.119中編でご紹介
  9. ビタミンC
  10. ビタミンD
  11. 亜鉛

※本ページで紹介しているサプリメント(栄養補助食品)は健康な人が不足しがちな栄養を補うために開発されたものであり、疾病の治療や予防を目的としたものではありません。

HビタミンC

 

アスコルビン酸とも呼ばれ、柑橘類やトマト、ジャガイモ、赤ピーマン、キウイ、ブロッコリー、イチゴなど多くの果物や野菜に含まれる必須栄養素です。

アメリカ食品医薬品局が定めたRDA(推奨栄養許容量:健康な人97〜98%が必要とする栄養を十分に満たす1日の平均摂取量)は、乳幼児と子供では15〜115mg(年齢による)、非喫煙者では75〜120mgとなっています。また、喫煙者は1日あたり35mg多く摂取する必要があるとされています。

ビタミンCは自然免疫と獲得免疫の両方において重要な役割を担います。その理由はおそらく抗酸化作用、抗菌作用、抗ウイルス作用、および免疫系調節因子への作用によるものです。

ビタミンCはさらに上皮の完全性を維持し、B細胞とT細胞の分化や増殖を促し、貪食作用を強化し、サイトカイン産生を正常化し、ヒスタミンレベルの低下を助けます。また、ウイルスの複製を抑制する可能性もあります。

ビタミンCが欠乏すると免疫機能が低下し、感染症への罹患リスクを高めます。ビタミンCの補給により免疫機能が向上することを示唆する研究もありますが、その効果は各個人のビタミンCの状態によって異なる可能性があります。

ビタミンCの欠乏は米国では珍しく、6歳以上の人で約7%にしか見られません。喫煙者や食事のバリエーションが少ない人(高齢者やアルコール・薬物依存の人など)は、そうでない人よりもビタミンC摂取量が不足しがちです。

●有効性:

今のところ、新型コロナの予防や治療にビタミンCサプリメントを用いることを推奨するにも、反対するにもデータが不十分です。しかし多くの研究者は、新型コロナ治療の補助役としてのビタミンC研究を推奨しています。ビタミンCに、患者の炎症や血管損傷を軽減する可能性があるからです。

この注目の背景には「1日200mg以上のビタミンCサプリメントの定期的な摂取で、風邪の罹患期間や重症度が軽減できる」との研究結果があります。またビタミンCサプリは極度の肉体的ストレスにさらされている人々(マラソン走者やスキーヤー、亜寒帯地帯の兵士など)の風邪発症リスクを低減するようです。

ビタミンCの補給は、ビタミンC濃度が低い肺炎患者や、帯状疱疹などウイルス感染症患者にも有効であると考えられています。

またビタミンCの抗酸化作用は、感染時の酸化ストレス軽減にも役立つかもしれません。さらに、すでに十分に摂取している人よりも、日頃から摂取が少ない人のほうがビタミンC補給による恩恵を多く受ける可能性があります。

しかし16〜90歳の英国居住者37万2,720人、米国居住者4万5,757人、スウェーデン居住者2万7,373人を対象とした調査では、ビタミンCサプリメント(用量は報告されていない)を週3回以上、3か月以上摂取したと自己申告した人の場合、新型コロナ感染リスクの高低との関連性が見られませんでした。

さらに、入院していない新型コロナ患者214人(平均年齢45.2歳)を対象に、8,000mgのアスコルビン酸、50mgの亜鉛(グルコン酸亜鉛として)、またはその両方を10日間に渡って毎日摂取したときの効果を標準治療と比較しましたが、いずれのサプリメントも、症状の持続時間を短縮できませんでした。

一方、ビタミンCを点滴投与したときの効果についても検討されています。静脈へのビタミンC投与は、経口投与よりもはるかに高い血漿濃度をもたらすことができます。

アメリカ国立衛生研究所(NIH)の新型コロナ治療ガイドラインパネルは、新型コロナ未発症の患者について、「ビタミンCの単独静脈注射または他の栄養素や薬剤との併用で、敗血症や急性呼吸窮迫症候群、肺炎など重篤な患者の結果を一部改善するものの、すべてにおいて改善するわけではない」と指摘しています。また「新型コロナ治療にビタミンCの使用を推奨するには、データが不十分」とも結論づけています。

ビタミンC(静脈内投与またはサプリメントとして)と他の栄養補助食品成分、薬剤、またはそれらの併用が新型コロナの予防や治療に役立つかどうか、他にもいくつか臨床試験が検討されています。

イタリアでは、新型コロナ肺炎で入院した約500人の子供や大人を対象に、従来の治療に加えてアスコルビン酸の10g静脈内投与を検討しています。

別の試験では、入院していない50歳以上の成人約150人を対象に、1,000mgのアスコルビン酸と10mgのメラトニンを14日間連日摂取させた場合、新型コロナの症状や回復にどのような影響を与えるか調べています。

●安全性:

食品や栄養補助食品に含まれるビタミンCは、子供なら日に400〜1,800mg(年齢による)、大人なら日に2,000mgまでの摂取量であれば安全とされています。しかしこれらの値は、医師の管理下でビタミンC治療を受けている人には適用されません。

過剰な摂取は下痢や吐き気、腹部のけいれんなどを引き起こす可能性もあります。また高濃度のビタミンC摂取が、糖尿病治療における血糖測定器の数値を乱すおそれもあります。

また血色素症(ヘモクロマトーシス)の人の場合、高用量のビタミンC摂取が鉄分過多を悪化させ、体の組織を損傷する可能性もあります。

全米アカデミーズの食品栄養委員会(FNB)は、これらの人々に対して、RDA(推奨栄養許容量)を超えるビタミンC摂取には慎重になるよう推奨しています。
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IビタミンD 

必須栄養素であり、ビタミンD2とビタミンD3に分けられます。天然の食材では脂身の多い魚(鮭、鮪など)や肝油、牛のレバーや卵黄、チーズなどに少量含まれているのみです。アメリカ人の食生活におけるビタミンDのほとんどは、牛乳などビタミンDを強化した食品によってまかなわれています。

ビタミンDのRDA(推奨栄養許容量)は、子供では10〜15mcg(400〜600IU)、大人では15〜20mcg(600〜800IU)となっています。また私たちの体は、日光浴でビタミンDを生合成することもできます。

血清中の25(OH)D濃度は、ビタミンDの状態を示す主要な指標となっています。その濃度がビタミンDの欠乏や適切さと関連するかどうかは、明確に特定されてはいません。

ビタミンDの欠乏は感染症に対する感受性に影響を与え、インフルエンザ、C型肝炎、ヒト免疫不全ウイルス(HIV)、その他ウイルス性疾患と関連しています。

調査によるとアメリカではほとんどの人がビタミンDの推奨摂取量を下回っています。にもかかわらず、2011年から2014年にかけて行われた25(OH)D血清濃度分析では、1歳以上のアメリカ居住者の大半が十分なビタミンD状態にあるとされています。その理由は食事からのビタミンD摂取に加え、日光浴で25(OH)D濃度を上昇させていることによるものです。


●有効性:

現在のところ、新型コロナの予防や治療においてビタミンDの補給を推奨するには十分なデータが集まっていません。しかしビタミンDの補給は、特に25(OH)D濃度が25nmol/L(10ng/mL)未満の人の呼吸器感染症予防に役立つことを示唆するエビデンスがあります。そのため科学者たちは「新型コロナの予防や治療にもビタミンDが役立つのではないか」と積極的に研究しています。

ビタミンDの低下を新型コロナの発症率や重症化と関連づけた研究もあれば、そうでない研究もあります。

・新型コロナ患者335人の血清25(OH)D濃度を、同じ年齢・性別の健常者560人と比較した。新型コロナ患者は健常者より有意に低いことが分かった(中国)。

・新型コロナの入院患者216人は健常者197人に比べて25(OH)D濃度が低く、ビタミンD欠乏症の割合が高いことが分かった。しかし疾患の重症度と、25(OH)D濃度やビタミンD欠乏症の関係は認められなかった(イタリア)。

上記研究を含む31件のシステマティックレビューとメタ解析では、25(OH)D血清濃度が50nmol/L(20ng/mL)未満であることと、新型コロナの発生率や死亡率、およびICU入室や人工呼吸器の必要性などとの間には、重要な関連性は認められていません。

しかし、この結果を検討した5つの研究によると、新型コロナ患者の平均25(OH)D濃度は、健常者よりも有意に低めでした。

その他の研究では「ビタミンD欠乏症の人は、ビタミンDが充足している人に比べて新型コロナを発症する可能性が高く、予後も悪い」ことが判明しています。また、ビタミンDサプリメント(量の明記はなし)を定期的に摂取している人は、そうでない人に比べて新型コロナを発症する可能性が低いことがわかりました。

新型コロナの検査を受けた4,638人(平均年齢52.8歳)について、ビタミンDレベル(この検査の14日以内ではなく、過去1年間をさかのぼって測定)と新型コロナ検査結果との関連性を調べる研究も行われています。

新型コロナで入院した235人の患者(平均年齢58.7歳)を対象とした別の研究では、ビタミンDを十分得られている人のほうが、病気の重症度が低いことが分かりました。この研究ではビタミンDが充足している人(血清25(OH)D濃度が75nmol/L(30ng/mL)以上と定義)は、充足していない人に比べて血清CRP(C反応性タンパク質)の値が低く、リンパ球の割合が高めでした。これらの変化が、サイトカインストームのリスクを減少させた可能性があります。

血清25(OH)D濃度と新型コロナの感染率や重症度の関連性を調べた39の研究(主に成人が対象)のシステマティックレビューとメタ解析によると、ビタミンD欠乏症(研究により異なり、25(OH)D濃度が25nmol/L〜75nmol/Lと定義)の参加者は、ビタミンDレベルが十分な人に比べて新型コロナの感染リスクが高く、重症度も高いことが分かりました。しかし、ビタミンD欠乏症と入院やICU入室、肺合併症、炎症などとの関連性は一貫していませんでした。

多くの観察研究において「ビタミンDの低下と新型コロナの発症率、および重症化との関連性」が示唆されていますが、発症後のビタミンD状態の測定は、感染前のビタミンD状態を反映していない可能性があります。

健康な9人の男性(年齢中央値22歳)を対象とした小規模研究では、リポ多糖を投与して全身の炎症を誘発すると、数時間以内に25(OH)D濃度が有意に低下しました。

新型コロナ感染症は炎症反応を誘発するため「新型コロナが原因で25(OH)D濃度が低下した可能性がある」と、逆の因果関係を説明できるかもしれません。

ビタミンDの補給が、新型コロナの重症度を低下させる可能性を示唆したエビデンスもあります。16〜90歳の英国居住者37万2,720人を対象に、ビタミンDサプリメント(用量は報告されていない)を週3回以上、少なくとも3か月以上使用したと自己申告した人について潜在変数を調整したところ、新型コロナ感染のリスクが9%低下しました。米国では4万5,757人、スウェーデンでは2万7,373人を調査し、同様の結果が得られました。

またフランスにおける新型コロナ入院患者77人(平均年齢88歳)のデータ解析によると、ひと月に1,250mcg(50,000IU)のビタミンD3経口投与を受けた人、または前年から2〜3か月ごとに2,000mcg(80,000IU)または2,500mcg(100,000IU)のビタミンD3経口投与を受けた人は、補給を受けなかった人に比べて病気の重症度が低めでした。

こうした知見から多くの研究者は「ビタミンDの摂取量を増やすことで、新型コロナのリスクや重症度を軽減できるかどうか」について引き続き研究するよう推奨しています。

●安全性:

食品や栄養補助食品からビタミンDを摂取するとき、子供の場合は年齢に応じて最大25〜100mcg(1,000IU〜4,000IU)が安全値であり、大人は最大100mcg(4,000IU)が安全値です。ただし、これらの値は医師の管理のもと治療でビタミンDを摂取している人には適用されません。

サプリメントなどからビタミンDを過剰に摂取すると、吐き気や嘔吐、筋力低下、痛み、食欲不審、脱水、過度の排尿やのどの渇き、腎臓結石などを引き起こすおそれがあります。 極端な例ではビタミンD中毒により腎不全や全身の軟部組織の石灰化(冠状動脈や心臓弁を含む)、心筋梗塞などのおそれもあります。
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“日光のビタミン”を1粒に超高含有!コツコツ丈夫な健康生活に

J亜鉛

亜鉛は必須栄養素であり、牡蠣やカニ、ロブスター、牛・豚・鶏肉、豆・ナッツ類、全粒粉、乳製品などさまざまな食品に含まれています。

アメリカ食品医薬品局が定める亜鉛のRDA(推奨栄養許容量:健康な人97〜98%が必要とする栄養を十分に満たす1日の平均摂取量)は、乳幼児と子供では2〜13mg(年齢による)、成人では8〜12mgとなっています。

亜鉛は、あらゆる形で細胞の代謝に関わっています。約100種類の酵素の触媒活性に必要であり、自然免疫・獲得免疫の両方を含む多くの体内機能において大切な役割を担っています。また、抗ウイルス作用や抗炎症作用を持ち、気道上皮などのバリア機能を維持するうえでも役立っています。

亜鉛が不足すると、リンパ球の形成や活性化・成熟が阻害されて、免疫機能に悪影響を及ぼします。さらにはTリンパ球の比率変化、インターロイキン2の産生、NK細胞とキラーT細胞の活性低下をもたらし、炎症メディエーターのレベル上昇にも関与しています。

これら免疫反応への影響は、おそらく感染症や炎症性疾患、特に肺に影響を及ぼす疾患への感受性を高めると考えられています。

これまでの研究では、亜鉛不足とウイルス感染症増加との間に関連性が認められており、亜鉛欠乏症の人は下痢や呼吸器疾患のリスクが高いとされています。また亜鉛の不足はHIVやC型肝炎の患者にしばしばみられ、高齢者の肺炎の危険因子でもあります。

亜鉛欠乏症は米国では一般的ではありませんが、人口の15%が基準ぎりぎりの量しか摂取していない可能性があります。また高齢者は、摂取量が少ない可能性が最も高いグループの一つです。


●有効性:

現在のところ、新型コロナの予防や治療に亜鉛を使うことを推奨すべきか否かを裏付けるデータは十分に揃っていません。しかし、免疫系および強い上皮を維持するために果たしている亜鉛の役割、およびその抗ウイルス作用や抗炎症作用から「新型コロナのリスクおよび重症度軽減に亜鉛を摂取するとよいのでは」と考える研究者もいます。

「亜鉛を配合したトローチが風邪の期間短縮に役立つ」というエビデンスもあり、新型コロナの治療にも亜鉛への関心が高まっています。

スペインで新型コロナ入院患者249人(年齢中央値65歳)を観察した研究では、血清亜鉛濃度が50mcg/dL未満の患者は、亜鉛濃度が高い患者に比べて入院時の病状が重く、回復に時間がかかりました

しかし16歳から90歳までの英国居住者37万2,720人、米国居住者4万5,757人、スウェーデン居住者2万7,373人のなかで、亜鉛サプリメントを週3回以上、少なくとも3か月間使用していると自己申告した人を調査しても、新型コロナ感染リスクの高低との関連は見られませんでした。

米国国内での症例報告では、新型コロナを発症した26〜63歳の患者4人に、高用量のクエン酸亜鉛、グルコン酸亜鉛、酢酸亜鉛のトローチを2〜4時間おきに摂取させ、1日あたり115〜184mgの亜鉛を10〜14日間に渡って摂取させました。4人の症状(発熱や咳、頭痛、息切れ、体の痛み、疲労感など)は、亜鉛の摂取を始めてから24時間以内に低下し始め、最終的には全員が回復しました。しかしプラセボ対象群を持たないこのようなケーススタディでは、治療が結果に影響を与えたかどうか示すことはできません。

また2020年3〜4月には、新型コロナ入院患者932人(平均年齢62〜63歳)について研究が行われています。すべての患者にヒドロキシクロロキンとアジスロマイシンを投与し、うち411人には50mgの元素亜鉛を含む220mgの硫酸亜鉛を1日2回、5日間に渡って摂取させ、他の521人は亜鉛を摂取させませんでした。すると亜鉛の摂取は、患者入院期間、人工呼吸器装着期間、ICU滞在期間に影響を与えませんでした。ただし集中治療を必要としなかった患者については、亜鉛摂取群のほうが死亡率やホスピスへの転院率が低く、自宅療養に切り替える割合が高くなりました

COVID A to Z試験では、新型コロナを発症し入院していない成人214人(平均年齢45.2歳)を対象に、50mgの亜鉛(グルコン酸亜鉛として)、8,000mgのアスコルビン酸(ビタミンC)、またはその両方を10日間毎日補充した場合の効果を、標準治療と比較しています。亜鉛、アスコルビン酸、およびその他の組み合わせは、症状の持続短縮につながりませんでした。

NIH(アメリカ国立衛生研究所)の治療ガイドラインは、「新型コロナの治療に亜鉛サプリメントを推奨するにはデータが不十分」としています。また臨床試験を除いて、新型コロナの予防にRDA(推奨栄養許容量)を超える亜鉛を投与することを推奨していません。

他にも新型コロナの予防または治療を目的としたいくつかの臨床試験が、主に栄養補助食品成分や薬剤との併用で行われています。

たとえば、入院はしていないものの加齢や基礎疾患により合併症リスクのある新型コロナ感染者(60歳以上、または基礎疾患のある30〜59歳)について、硫酸亜鉛220mg/日(50mgの元素亜鉛)の効果を調べる試験が検討されています。

別の試験では18歳以上の医療従事者約600人を対象に、亜鉛、ビタミンC、ビタミンD、ヒドロキシクロロキンを24周間補給することで、新型コロナの予防につながるかどうかを検討しています。

●安全性:

食品や栄養補助食品に含まれる亜鉛の摂取量は、子供では年齢に応じて1日あたり4〜34mgまで、大人では1日あたり40mgまでが安全値です。しかしこれらの値は、医師の管理のもとで治療に亜鉛を使用している人には適用されません。

過剰摂取により、吐き気や嘔吐、食欲不審、腹部のけいれん、下痢、頭痛などを引き起こす可能性があります。1日あたり150〜450mgを慢性的に摂取すると、銅の状態が低下し、免疫機能が低下し、高密度リポタンパク質のレベルが低下する可能性があります。また小児を対象とした臨床試験では、下痢の治療に亜鉛を摂取させると、プラセボよりも嘔吐のリスクが高まりました。

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    以前アメリカに住んでいたことがあり、当時は日本より種類の多いサプリを手軽に試すことができる環境でした。なので日本に帰国して以来、どうしようかと悩んでいたところサプリンクスさんの存在を知り、利用させてもらったところ大正解!! むしろこれまで知らなかったサプリもオンラインで知り、今回購入してみました。効果が楽しみです! これからも末長くお付き合いをお願いしたいお店です。

    2024/4/22

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